勝ちやすい馬番を統計から導き出そう!競馬場ごとの統計結果を徹底紹介!

競馬 馬番 統計 競馬統計学

競馬は競走馬の能力によって勝敗を分ける競技です。

しかし、中には統計上の数値を使って馬番を選ぶ競馬ファンもいます。

「馬番で選ぶなんてオカルト予想でしょ」と思う方もいるかもしれませんが、競馬場ごとに勝ちやすい馬番は統計上存在しています。

そこで、当記事では競馬場ごとの統計上勝ちやすい馬番について解説するのでぜひ参考にしてください。

競馬における馬番とは?

競馬 馬番 統計

競馬における馬番とは、出走する競走馬に1頭ずつつけられた番号のことで、この「馬番」を指定して馬券を購入します。

馬番は出馬表が決定するまで分からなく、抽選によって振り分けられています。

レースでは出走する競走馬が抽選で決まった馬番が書かれているゼッケンを装着し、競走を行うのでどの競走馬が勝ったのかが分かりやすくなっているのです。

そして、予想を行う競馬ファンの中には「競走馬の能力」ではなく、「馬番」だけに注目して馬券を購入する人もいます。

統計上勝ちやすい馬番はあるのか?

競馬 馬番 統計

誕生日や好きな馬番を選んで購入する競馬ファンもいますが、当たりやすい馬番があるのか気になるところですよね。

結論からお話すると統計上当たりやすい「馬番」は存在します。

競馬は基本的に競走馬や騎手の能力が勝敗を左右する競技ですが、なぜ当たりやすい馬番があるのでしょうか?

それは、「スタートの位置」が深く関係しています。

基本的にレースは抽選で決められた馬番の1番から順番にコースの内側からスタートします。

そのスタート位置がレースの勝敗を左右してくるのです。

全国にある競馬場は全て同じものではなく、挑戦が長いコース、坂がきついコースなど様々な特徴があり、内枠が有利、外枠が有利といった傾向があります。

例えば、内枠が有利な競馬場であればどの馬番が勝ちやすいと思いますか?

もちろん、1番や2番が勝ちやすいことが分かるでしょう。

このように馬番によって決められたスタートする位置によって勝ちやすい馬番の統計が存在しているのです。

しかし、競走馬の能力次第では統計上有利な枠に位置していても必ずしも勝てるとは言い切れないので注意してください。

競馬場ごとの統計上勝ちやすい馬番

各競馬場には様々な特徴があり、統計上当たりやすい馬番があります。

統計上、各競馬場で勝ちやすい馬番を知ることで馬券が的中する可能性が高まるかもしれませんね。

そこで、それぞれの競馬場で統計上勝ちやすい馬番について解説していきます。

ぜひ競馬予想に役立てて下さい。

統計上東京競馬場で勝ちやすい馬番

競馬 馬番 統計

まずは、日本ダービーなどのG1レースが開催される東京競馬場の統計を見ていきましょう。

勝ちやすい馬番はレースの距離によっても異なりますが、東京新聞杯(1600m)の過去10年の枠順成績は下記の通りになっています。

1枠 1-1-3-12 複勝率29.4%
2枠 2-3-0-12 複勝率29.4%
3枠 3-2-0-14 複勝率26.3%
4枠 3-1-2-13 複勝率31.6%
5枠 0-1-1-17 複勝率10.5%
6枠 0-1-2-16 複勝率15.8%
7枠 0-1-1-18 複勝率10.0%
8枠 1-0-1-17 複勝率10.5%

1枠~4枠までの複勝率が30%近くあるのに対して5枠以降になると、複勝率が低くなる統計になりました。

そのため1600mのレースでは1番~8番までの馬番が勝ちやすいことが分かるでしょう。

また、ジャパンカップの過去10年の馬番別成績を見ていくと、1~5番の成績が良い統計があるので積極的に内枠を狙うのが良いかもしれませんね。

統計上中山競馬場で勝ちやすい馬番

競馬 馬番 統計

中山競馬場は小回りでカーブがきつく、内枠や先行馬が有利と言われています。

1986年以降に開催された有馬記念の統計を調べていくと、1枠の馬番が3着内に入る確率が非常に高い統計が取れました。

有馬記念は2500mのレースなので、その条件に当てはまった場合は1番や2番の内枠がおすすめです。

また、他の条件であっても内枠になればなるほど良い成績を残していました。

しかし、中山競馬場において内枠有利というのは多くの競馬ファンから知られているので、オッズが低い傾向です。

高い払戻金を狙いたいのであれば、統計上の数字を逆手に取って内枠を軸にしないという手も面白いかもしれませんね。

統計上阪神競馬場で勝ちやすい馬番

競馬 馬番 統計

阪神競馬場といえば2200mという条件で行われる宝塚記念が有名ですよね。

そこで、宝塚記念と同様の芝2200mの枠順別成績の統計を見ていきましょう。

1枠 3-2-5-18 複勝率35.7%
2枠 6-5-1-18 複勝率40.0%
3枠 3-3-3-21 複勝率30.0%
4枠 1-4-1-27 複勝率18.2%
5枠 2-4-4-25 複勝率28.6%
6枠 3-4-3-29 複勝率25.6%
7枠 3-1-3-38 複勝率15.6%
8枠 4-2-5-34 複勝率24.4%

この統計を見ると、1枠2枠の複勝率が圧倒的に高い傾向があるのも分かります。

基本的に内枠が好走することが多いですが、他の競馬場とは違い8枠の複勝率も比較的高めで一番外側の馬番も有利になっています。

外枠が有利なのは珍しいと思う方もいるかもしれませんが、これには2200mの条件が関係しているのです。

阪神競馬場の2200mは1コーナーまでの距離が長いので、外枠に位置している馬であっても良い位置どりをすることが可能になっています。

距離などの条件によっても異なりますが、阪神競馬場の2200mでは基本的に1枠2枠が有利で最も外枠の8枠も馬券が絡む可能性が高いと覚えておきましょう。

統計上京都競馬場で勝ちやすい馬番

競馬 馬番 統計

京都競馬場と言えば、クラシック三冠目の3000mで行われる菊花賞が有名です。

そこで、菊花賞の枠順ごとの枠順別成績の統計を見ていきましょう。

1枠 3-0-1-16 複勝率20.0%
2枠 3-3-0-14 複勝率30.0%
3枠 1-0-0-19 複勝率5.0%
4枠 0-0-1-19 複勝率5.0%
5枠 0-2-2-16 複勝率20.0%
6枠 1-2-2-15 複勝率25.0%
7枠 2-2-3-23 複勝率23.3%
8枠 0-1-1-28 複勝率6.7%

過去10年の成績を見ると1枠2枠の複勝率が非常に高く1番~4番の馬番が勝ちやすい傾向があります。

これは、3000mという長距離の条件が大きく関係しているのです。

3000mという長距離を走る以上、最後まで好走するにはスタミナを温存する必要があります。

そのため、内枠に位置した競走馬はできるだけ無駄なスタミナを使わずに走っていけるので馬券に絡む可能性が高い統計が取れているのです。

菊花賞だけには限りませんが長距離レースの場合は、スタミナを温存させやすい内枠に位置した競走馬を積極的に狙っていきましょう。

統計上地方競馬で勝ちやすい馬番

競馬 馬番 統計

続いて、中央競馬ではなく地方競馬の統計について見ていきましょう。

地方競馬も中央競馬と同様に競馬場ごとに様々な特徴があるため勝ちやすい馬番は統計上存在しています。

基本的に地方競馬は、中央競馬と比較しても直線の距離が短いため内枠の馬番が有利な傾向があります。

例えば2019年の大井競馬場の馬番成績では、複勝率が一番高いのは2番で次いで1番となっているのです。

また、川崎競馬場や船橋競馬場でも内枠の馬番が好走していることが多くなっています。

競馬場によっても多少は異なりますが、地方競馬の直線が短いというの特徴から内枠が有利という統計はどの競馬場でもハッキリと出ているので地方競馬では内枠を積極的に狙うのが良いかもしれませんね。

まとめ

以上、当記事では競馬場ごとの統計上勝ちやすい馬番について解説しました。

基本的に競馬場の特徴によって有利な馬番は異なりますが、競馬場の作りで勝ちやすい馬番がいるのは事実です。

統計を知らずに馬券を購入していると勝つ可能性の低い馬券ばかり買ってしまう可能性も出てくるでしょう。

競馬場ごとに勝ちやすい馬番の統計は競馬予想において非常に重要なので、ぜひ当記事を競馬予想に役立てて下さい。