競馬の中で、当たりやすい券種と当たりにくい券種があることは皆さんも知っていると思います。
その中で、ある程度の払戻金も多くなり、的中しやすい券種は「三連複」ではないでしょうか。
そこで今回は、三連複の的中率などを統計で算出されたデータをもとに、どのくらいの的中率があるのか調査してみたいと思います。
競馬において重要なのは回収率なので、効率の良い予想や買い方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
三連複の魅力と配当分布
三連複は競馬の券種において、ある程度の回収率が期待できる理由から買う方も多いと思います。
そこで今回は、JRAで過去10年間(約40,000回)の開催レースから統計を算出して、三連複の平均配当を紹介します。
まず、三連複の当たりやすい配当分布を説明しますので、下記データを確認ください。
配当分布 | 出現数 | 出現率 |
0円~1,000円未満 | 7,832レース | 19.8% |
1,000円~5,000円未満 | 17,298レース | 43.7% |
5,000円~1万円未満 | 5,756レース | 14.6% |
1万円~5万円未満 | 4,583レース | 11.6% |
5万円~10万円未満 | 2,819レース | 7.1% |
10万円以上 | 1,261レース | 3.2% |
これは、過去10年間のJRA三連複の的中データです。
見てすぐにわかるように、1,000円~5,000円未満の払戻金になったレースが約43.7%もあり、10倍~50倍の倍率になっています。
この統計データを見ると、一撃万馬券になる可能性はそこまで高くないので、購入する場合には掛け金を上げる必要があるでしょう。
約5,000円の払戻金が出ているデータは判明したところで、もっと細かく統計データを見ていきたいと思います。
配当分布 | 出現数 | 出現率 |
1,000円~2,000円未満 | 4,898レース | 28.3% |
2,000円~3,000円未満 | 6,531レース | 37.8% |
3,000円~4,000円未満 | 3,856レース | 22.3% |
4,000円~5,000円未満 | 2,013レース | 11.6% |
5,000円未満の内訳で統計データを確認すると、2,000円~3,000円未満が37.8%に対して、4,000円~5,000円未満は11.6%になっていることなので、約4倍くらいの差があることになります。
この結果を見ると5,000円付近を除き、三連複の払戻金にはバラツキが少ないことが言えるとでしょう。
三連複の平均は?
過去のレースの統計から算出された三連複の統計データを確認すると、三連複の平均が判明しました。
三連複の平均払戻金は2,430円になります。
あくまで、統計から算出されたデータの平均値になりますので、超大荒れしたレースも含まれています。
しかし、三連複を100円で購入した場合に、約24倍になるのは比較的おいしい馬券ではないでしょうか。
この平均データを見ると、三連複が人気の理由が分かりますね。
三連複のオススメの買い方
競馬において、1着から3着までの順番通りの馬をズバッと当てる三連単に比べて、順不同の三連複を当てる方が、当たりやすいでしょう。
確かに、三連複の方が払戻金が少なくなってしまうのは事実です。
しかし、競馬では当たらないことには意味がありません。
三連単で非常に難しい競馬を何度も繰り返して、いつか当たると信じて万馬券を追うよりも、三連複で頻繁に的中させた方が、経済的にも良いことは明白です。
そこで、三連複を利用するメリットを上記の統計データを踏まえた上で紹介したいと思います。
三連複のメリットは的中率が高い
三連複のメリットはやはり的中率の高さが1番のメリットだと思います。
競馬の券種は、単勝、複勝、馬連、馬単、三連複、三連単がある中で、高い回収を目的とした払戻金を考えると、三連単より当たりやすいのは事実です。
18頭の馬が走る中で、上位3頭を順番通りに的中させるのは簡単なものではないでしょう。
そのため、順不同の三連複の方が当たる可能性が高く、回収率も上がりやすいことになります。
三連複のデメリットはあまり高額にはならない
上記の統計でも三連複の平均は、2,430円と説明したように平均値もそこまで高くならない傾向があります。
そのため、どうしても三連複を買う時には払戻金を多く回収しようとして掛け金が上がってしまうのです。
三連複を購入する時に、各100円ではなく各200円、オッズが低い時は300円~500円と金額が上がってしまい、結果的に掛け金が高くなってしまうので注意が必要です。
このような事象を避ける為にも、買い方が重要になります。
3連複ではフォーメーションを使う
競馬の買い方には、「ボックス」「1頭流し」「フォーメーション」などの非常に便利な買い方があります。
その中で1番オススメなのがフォーメーションです。
三連複だと6頭ボックスの20点を各◯円で購入する人が多くいると思いますが、フォーメーションの方が、メリットが多くあります。
フォーメーションのメリットは大きく分けて3点あります。
・ボックスよりも買い目点数を減らせる
・1頭流しより的中率が良い
・2頭の軸馬を決められる
フォーメーションの方が、ボックスよりも頭数を絞ることができるので、点数を減らすことができます。
レース予想をする時に、勝てる可能性が高い馬が2頭存在していたら、1着に万が一入ってきそうな穴馬1頭、3着に入りそうな馬が3頭いるとした場合、全部で6頭の候補馬がいますのでこれをボックスで購入しようとすると20点の買い目点数となります。
しかし、3着に入るであろう馬に同じ金額を賭けるのはあまり効果的ではないでしょう。
そんな時に利用できるのがフォーメーションでの買い方です。
これをフォーメーションでは、①②-①②③-①②③④⑤⑥と可能性の少ない馬券を省くことで10点で抑えることができるのです。
またフォーメーションだと2頭の軸馬を決められるのもメリットだと思います。
本当に迷っている2頭を先頭にした買い方をすることで、効果的に両方を軸に買うことができるますので、非常にオススメだと思いでしょう。
三連複の人気オッズと的中率
オッズで購入者の統計をみた時に、1番人気から順に公開されていますが、この人気オッズは的中するのか?という疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで、三連複のオッズの的中率を紹介しますので、その数値確認してから人気オッズを見るようにしましょう。
人気オッズとは、あくまで購入金額に応じた統計で変動する倍率ですので、その点を踏まえて考えると良いと思います。
三連複の1番人気は8.8%
三連複の1番人気から5番人気までの的中率がどのくらいの的中率が統計で算出されているのか紹介します。
まずは、下記の数値を確認しましょう。
三連複人気 | 的中率 |
1番人気 | 8.8% |
2番人気 | 6.0% |
3番人気 | 5.1% |
4番人気 | 4.4% |
5番人気 | 3.0% |
この表を確認しても、1番人気の的中率は8.8%になっています。この数値は、あまり高くないように見えてしまいます。
結果的に競馬では、人気順のオッズで三連複を買ってもそう簡単に当たらないということです。
あくまで全レースでの統計なので、競馬新聞の印がかなり3頭に集中して偏っていると思えるようなレースではそれ以上の的中率になります。
まとめ
今回は、競馬の三連複の統計データをもとに的中率と回収率を紹介させて頂きました。
三連複は、競馬で買える券種の中でも高い払戻金が期待できる券種です。
その上、三連単よりも当たりやすいので、非常にオススメだと思います。
競馬での最大の目的は、賭けた金額を増やすことであり、回収率を高めなくては将来的にプラスになることはないでしょう。
そのため、一撃で大金を狙うのではなく、少ない金額で長期に渡り利益を出せるような買い方が非常に利口な買い方なので、統計データを参考に三連複を試してみてください。