競馬予想をしている方であれば、誰しもがもっと的中率を上げて稼ぎたいと思っているはずです。
競馬予想には様々なファクターがありますが、どのファクターを使ったとしてもあくまでもギャンブルなので必ず的中するわけではありません。
そんなときに使えるのが、過去の膨大なレースデータから算出された統計を基にした予想です。
「どうやって統計を出すのか?」という疑問も挙がってくるかと思いますが、エクセルを使うことによって簡単に統計をだすことができます。
そこで、当記事ではエクセルを使って統計データを算出するやそのデータを取得する便利なサービスについて紹介していきます。
目次
エクセルを使って統計データを算出しよう!
競馬予想において様々なファクターを取り入れることも大事ですが、あくまでも予想になるので過去のデータから算出した統計が非常に重要となります。
過去のデータから統計を算出することができれば、競馬場やレースの傾向を掴むことができるので勝率を上げていくことも可能でしょう。
ですが、実際に過去の膨大なデータを分析して統計を出すのは、それなりに時間や手間が掛かってしまうのが事実です。
「競馬予想ソフトは作れないから手作業で統計を出すしかない」と思っているかもしれませんが、実はエクセルを使ったデータ分析を行うと割とカンタンに統計を出すことができます。
もちろん、統計を出す計算式は自分で考えていく必要がありますが、一度エクセルで計算シートを作ってしまえば毎回統計を算出する必要もなくなり時間短縮にも繋がるでしょう。
また、手作業での計算になるとどうしてもミスが生まれてしまいますが、エクセルでの計算であればミスなく行えるのも魅力的です。
エクセルならプログラミングもできる!
エクセルは表計算ソフトとして有名ですが、VBAという言語を使ってプログラムを組むことができます。
カンタンなロジックで統計を算出するのであればプログラムは必要ないかもしれませんが、知識さえあれば下記のようなプログラムを作ることも可能です。
・インターネット上から自動で各レースのオッズ一覧を取得
・オッズから期待値の高い馬を算出
そのため、エクセルの使い方さえマスターすれば自動で過去データから統計を算出するだけではなく、統計上勝てる可能性の高い馬を算出できるようになります。
エクセルで統計を出せば感情に左右されない!
エクセルを使って統計を出し予想する際は感情に左右されないというメリットもあります。
競馬予想している人からすれば「この馬が勝ちそう」「この騎手が好き」「配当が物足りない」など邪念が混ざってしまい、統計上勝てる可能性の高い馬を見逃してしまう可能性があるでしょう。
しかし、エクセルによって算出した統計から予想するのであれば、客観的なデータから算出されたものなので個人的な感情に予想が左右されることはありません。
そのため、本来勝てる可能性の高い馬券を買い損ねることもないでしょう。
2つの統計分析方法
統計を取ると言っても、統計を取る対象となるデータは数多く存在しています。
しかし、それではどこから統計データを算出すれば良いか分かりませんよね。
そこで、代表的な統計を出す2つの分析方法を解説していきます。
競馬場ごとのデータを分析
エクセルを使った統計を取る方法に競馬場ごとのデータを分析する手法があります。
例えば、対象の競馬場で過去のデータから「有利な血統」「有利な枠」「距離別の有利な枠」の統計を取ります。
競馬場ごとの統計を知ることで、期待値の高い馬を算出することができるでしょう。
過去の結果等から優勝馬を分析
エクセルを使った2つ目のデータ分析方法は、過去のレースから有利となる馬を分析する方法です。
基本的に予想するレースと同じ条件での着順をデータ化し、そのレースでの有利な馬を見つけましょう。
エクセルに利用する過去データを集めよう!
エクセルで統計を算出するためには過去の膨大なデータが必要不可欠です。
しかし、「どうやってデータを集めればよいのか分からない」という方もいるでしょう。
実はカンタンにデータを集める方法があります。
過去のデータを集めるには無料で取得する方法と有料で取得する方法があるので、それぞれ紹介していきます。
無料でデータを集める方法
JRA公式ホームページの「JRAデータファイル」から無料でデータを集めることができます。
10年分のデータが公開されており、PDF形式でダウンロードや印刷することができるのでデータ集めにお金を掛けたくないという方には非常に便利です。
しかし、各レースごとに成績表を開いてみる必要があるので、全てのデータをまとめて統計を出すのは少し大変かもしれません。
また、「netkeiba.com」のデータベースからも競走馬・騎手・調教師・馬主・生産者・成績などが無料で閲覧できるので、ぜひ活用してください。
過去の膨大なデータを有料で一括ダウンロード!
競馬の過去のデータを自分でまとめて自分で統計を出すことも可能ですが、時間や手間がかなりかかってしまいます。
そんなときには、データが既にまとめられている有料サービスの利用をおすすめします。
まとめられたデータをダウンロードできるサービスはいくつかありますが、その中でも月額1,980円で利用できる「JRDB」がおすすめです。
データをダウンロードするだけで月額1,980円は高いと思う方もいるかもしれませんが、会員になるとパドックで採取した当日の馬体・脚元の状態や器具データ、予想に役立つ予想コラム、現場からリアルタイムに配信されるパドック・返し馬情報、競馬新聞など様々なコンテンツが利用できるので、決して月額1,980円でも高くないでしょう。
エクセルを使って統計を算出する注意点
エクセルを使って過去のデータから予想を算出することによって的中率や回収率のアップに繋がるかもしれませんが、活用する際に注意しなければならない点があります。
これらの注意点を知っておかないと、せっかく算出した統計も意味がなくなってしまうので注意してください。
オッズに惑わされない
統計を使って予想するのであれば、レース直前のオッズに惑わされてはいけません。
基本的に統計による予想は過去のデータから客観的に算出されたものなので、オッズに関しては考慮していません。
そのため、統計から導き出された馬のオッズが低くて物足りないと思ったとしても惑わされないようにしましょう。
ここで、オッズに惑わされて買い目を変更してしまうとエクセルで統計を出した意味もなくなってしまいます。
あくまでも統計上の数値
エクセルによって算出された統計はあくまでも、過去のレース結果から導き出された数値です。
そのため、統計上勝てる可能性が高かったとしても必ず勝つとは限りません。
数値上で勝てる可能性が高いとしても、当日の馬場状態や馬の調子などによっても勝敗は大きく左右されるので、もっと的中率の高さを求めるのであれば他の予想のファクターを取り入れるようにしてください。
しかし、予想のファクターを取り入れすぎると本来の統計による予想からもズレてきてしまうので注意しましょう。
まとめ
以上、当記事ではエクセルで統計を算出するメリット、分析方法、データの集め方について解説しました。
競馬には膨大なデータが存在しており、それらのデータの統計を出すことで勝てる可能性の高い馬を見つけることができます。
エクセルの使い方を知らなければ自分で計算するのは難しいかもしれませんが、一度計算シートを作ってしまえば今後の競馬予想に役立つこと間違いないので、ぜひ当記事を参考にエクセルで統計を取ってみてはいかがでしょうか?