競馬は完全なギャンブルで、パチンコとかスロットと同じでしょ？と思っている方がほとんどでしょう。
しかし、100％そうとも言えないのが競馬です。
大きく見れば競馬はギャンブルに間違いありませんが、競馬は数多くの過去データが存在しており、競走の主役になる馬や騎手も過去統計が出ているので、全く過去情報がない他のギャンブルとは少し違います。
そのため、他のギャンブルと違って過去のデータの統計をとって当たりやすい馬、勝ちやすい馬を算出できるので、少し違う考え方をすれば有利なギャンブルとも言えるでしょう。
その中で「統計」を利用した競馬予想ソフトが世の中には数多く存在します。
今回は競馬予想ソフトの特徴や人気のあるソフトを紹介するとともに、統計について解説していきます。
競馬が凄く好きな方には、興味深い内容も紹介しますので、ぜひ確認してみてください。
目次
競馬で使える統計学とは
競馬には、馬に関するデータ、騎手に関するデータ、競輪場に関するデータ、など記録に残っているデータが人間では把握できないぐらい膨大に存在するのはご存知だと思います。
名馬であるディープインパクトという誰もが知っている馬を例に出しても、ディープインパクトの過去のレースではどんな成績を収めたのか？
三冠馬となった時のタイムは？レース前の馬体重の変化は？現在も走っているディープインパクトの子どもたちの成績は？
など1頭だけを見てもデータは凄まじい数を超えるでしょう。
そんな膨大にあるデータを利用して、統計から目的の数値を算出することは可能なのかという疑問ですが、結論から説明すると可能になります。
競馬のデータに関しては、予想でも嘘でもなく真実の情報です。
そのため、過去データを利用して統計を利用することは非常に有効活用できる情報になります。
競馬には、血統、馬体重、タイム、など数字でしか確認できない情報が多く存在しており、その情報がたくさん存在すれば、その数値を並べて平均を算出したり、1番状態が良い時、1番状態悪い時などを推測することができます。
しかし、安易に統計を算出できるほど甘いものではないでしょう。
統計を出す場合の常識は、集めた情報の数が多くなればなるほど、正確な統計がとれると言われています。
カンタンに説明すると、パン屋さんで販売される1種類の売上を統計とるときに、町内だけで統計を出すよりも、区・市・県で統計を出した方が、正確な数値がわかるのと同じです。
そこで膨大な量のデータを利用して競馬の統計をとるために開発されているのが、競馬予想ソフトになります。
人間では絶対に記憶できない量のデータを集め、算出するソフトには様々な種類がありますので、詳しく説明します。
競馬予想ソフトは統計を利用している？
競馬の予想には、様々な方法があります。
競馬予想のプロが独自の経験をもとに出す予想があったり、データには頼らず馬の調子だけを推測して予想する人など様々です。
しかし、競馬予想ソフトでは統計（過去の実際のデータ）を利用して予想を算出するソフトが基本になります。
予想屋の意見などは、自身の経験談や個人的意見などが含まれており、統計を算出するときに含んではいけない要素がたくさん入っているので、正確ではないでしょう。
しかし、競馬のデータで統計を取っているソフトには、人間の意見や経験など一切含まれず数値だでを見て算出しているので、クリーンな数値になっています。
そのため、競馬予想ソフトを利用されることが多いのでしょう。
競馬のデータをもとに統計を利用したソフト
競馬のデータには膨大なデータが存在することは、すでにご理解されていると思います。
そこで、そのデータはどうやって利用するのか？またそのデータを利用して統計をとっているオススメソフトはなにか？という部分を解説したいと思います。
競馬で統計ソフトを利用するときは、まず正確で情報量が多いところを利用するのがオススメでしょう。
そもそもの情報が間違っていると、正確な統計は算出されません。
JRA-VAN データラボ
まずは、JRA-VAN データラボを説明致します。
JRA-VAN データラボは、JRAの30年以上の公式競馬データを保有している正式のデータベースになります。
このデータベースは、毎日最新データへ更新されており、日本の中でも上位のデータベースでしょう。
しかし、このJRA-VAN データラボはあくまでデータを保有しているデータベースなので単体では予測できません。
このデータは統計を利用した競馬予想を行う上で、基盤となる主要データになります。
そのため、このデータを利用して競馬予想ソフトと組み合わせ必要があります。
ちなみにこのソフトは、月額 2,090円(税込)で利用することが可能で、データラボ会員の専用競馬ソフトは200本以上ある中から組み合わせすることが可能です。
パソコン2台まで同時にご利用可能なので、友人と利用するのもありかも知れません。
それでは、このJRA-VAN データラボに組み合わせれる競馬統計ソフトを紹介します。
JRA-VAN競馬情報 TARGET frontier JV（ターゲット）
このTARGET frontier JV（ターゲット）はJRA-VAN データラボのデータを利用して様々な統計データを算出できるソフトです。
主な統計は過去のレースを血統・脚質・騎手別にあらゆる切り口で集計分析が可能になっており、当日のレースでは1番人気の馬の過去連対率なども算出ができます。
また、高度な条件を指定できるので、レース名、競馬場、条件別、距離・コース別、馬場状況別など設定して20年以上のデータからレース結果を抽出することもできます。
また、その抽出結果を他の切り口から横串を通し、分析・検討することが可能になっており、確認できる項目はたくさんあります。
血統、脚質、人気、オッズ、馬年齢、馬体重など、分析の要素は100以上ありますので、予想の幅が非常に大きくなるでしょう。
競馬で統計ソフトを使うのメリット・デメリット
競馬の統計ソフトを利用したときのメリットは、膨大なデータから規則性を見つけることができる部分にあります。
データなので、グラフには波がありますが多くのデータが集まることで傾向や波の特性をみることができます。
そのため、良い走りをする可能性が高い馬を算出できるのです。
また逆に、統計データで算出された馬でも、競馬新聞などと照らし合わせた時に印が付いていない馬も現れるので、その馬は逆に穴馬になる場合もあります。
使い方次第では、非常に有効なファクターになるんです。
しかし、デメリットの部分を説明すると、あくまで統計とは過去のデータをもとに算出した結果なので、異常な数値や当日の予測不可能な部分には対応できないことです。
例えば、芝2500のレースで毎回1着だった馬が、良い統計が取れて居ても、予想当日の悪天候の場合では統計データが活かせない場合があります。
データ研究の時には、細かい条件設定をしないとすぐに統計が正確ではなくなってしまう危険性もあるので注意が必要ということです。
しかし、統計ソフトは膨大なデータは自分では集めることができない上に、高速で算出してくれるので便利なツールとしては優秀です。
時間の効率化を図るうえでも利用価値はあると思います。
まとめ
今回は、競馬の統計ソフトについて解説させて頂きました。
全体を総合的にみても競馬予想の時に、統計ソフトを利用することは非常に効果的な予想ができると思います。
しかし、統計はあくまで過去のデータを算出して、結果を推測した予想に過ぎません。
冒頭でも述べたように、競馬はギャンブルです。
そのため、未来を100％予想することはできないので、全てが的中する訳ではありません。
競馬の統計ソフトを利用することで、何も考えないで予想をするときよりも的中する可能性が良くなるかも知れないということです。
逆に、競馬の統計を予想に入れずに競馬予想サイトのプロ予想家が出す情報の方が当たる場合もあります。
個々の好みにはなりますが、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
