人気と着順の統計結果は競馬予想には欠かせない!人気と着順の関係性を徹底解説!

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競馬予想において継続的に「常に勝ち続ける」ということは未来を予測できる超人以外は不可能です。

では、勝つためにはどうすればいいのでしょうか?

世の中には「今すぐできる〇〇必勝法」や「勝てる××馬券の買い方」など耳障りの良い言葉が並べられており、根拠の無い情報や記事で溢れています。

そのような情報は予想する上で全く役に立たないと考えて頂いて間違いありません。
根拠のない情報に身を任せ、大事なお金で馬券を買うのはもうやめましょう。

今回は皆様に人気馬の着順を基にした統計をしっかりと理解してもらい、自分で予想する力を身につけて長期的な回収率を安定させ、競馬で利益を上げることができるように徹底解説していきます。

競馬予想をする上で着順統計データの重要性について

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競馬には長い歴史が積み上げてきた膨大なデータがあり、その中から「勝てる予想」を手助けする「統計」を取ることは充分に可能です。

統計ではレースのデータを集め、規則性を見つけることで勝ちに繋がり、競馬場ごとの特性も統計学から推測することができます。

また、諸説ありますが競馬では約450前後のレースデータがあれば、統計結果の母数が増加しても同比率で推移していくと説があります。

つまり今までの膨大なデータから統計学として充分に信頼できる数値をはじき出すことができるので予想に役立てると言えるでしょう。

競馬では統計を理解せずに行うレース予想に比べて、統計をしっかり理解し予想することで「回収率が高くなる」という結果が出ています。

毎年約3400以上のレースが開催され出走数は5千頭以上になるため、大量のレース結果がデータとして集められるわけです。

つまり膨大なデータを用いて統計を取ることでレースの傾向などが掴めるわけです。

そのことから競馬は完全な「運任せ」のギャンブルではなく、統計を基に「予測」ができるギャンブルと言え、統計データを使いこなし、レースの傾向を事前に掴むことができれば高い利益を上げることができるのです。

競馬を予想する上で「スピード指標」や「血統」等も重要な要素の一つですが、まずは人気着順の統計を把握することで、勝率上昇へ繋がることになるので大きなメリットと言えるでしょう。

中央競馬の着順の統計データを公開!これで的中率を上げよう

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まず、中央競馬で1番人気の1着率は31.9%、2着率は19.4%、3着率は12.6%です。

このことから1番人気を単勝で買えば3回に1回は的中することになり、1着か2着に来る連対率は51.3%、3着以内に入る確率は複勝率63.9%となっています。

詳しくは以下で、過去5年間の18頭立てレースの人気順の着順数、着率、複勝率、連対率を表にしてみたのでご覧ください。

人気 1着 2着 3着 1~3着 着外 合計 1着率 2着率 3着率 連対率 複勝率
1 4665 2832 1844 9341 5272 14613 31.9% 19.4% 12.6% 51.3% 63.9%
2 2764 2639 2010 7413 7200 14613 18.9% 18.1% 13.8% 37.0% 50.7%
3 1936 2116 1970 6022 8598 14620 13.2% 14.5% 13.5% 27.7% 41.2%
4 1405 1600 1792 4797 9810 14607 9.6% 11.0% 12.3% 20.6% 32.8%
5 1068 1303 1513 3884 10718 14602 7.3% 8.9% 10.4% 16.2% 26.6%
6 840 1052 1310 3202 11400 14602 5.8% 7.2% 9.0% 13.0% 21.9%
7 599 811 1065 2475 12081 14556 4.1% 5.6% 7.3% 9.7% 17.0%
8 467 648 842 1957 12502 14459 3.2% 4.5% 5.8% 7.7% 13.5%
9 312 519 702 1533 12738 14271 2.2% 3.6% 4.9% 5.8% 10.7%
10 219 391 542 1152 12720 13872 1.6% 2.8% 3.9% 4.4% 8.3%
11 159 280 358 797 12443 13240 1.2% 2.1% 2.7% 3.3% 6.0%
12 93 169 279 541 11922 12463 0.7% 1.4% 2.2% 2.1% 4.3%
13 78 137 183 398 10975 11373 0.7% 1.2% 1.6% 1.9% 3.5%
14 47 108 128 283 9829 10112 0.5% 1.1% 1.3% 1.5% 2.8%
15 25 51 75 151 8452 8603 0.3% 0.6% 0.9% 0.9% 1.8%
16 9 21 62 92 6612 6704 0.1% 0.3% 0.9% 0.4% 1.4%
17 1 9 9 19 1541 1560 0.1% 0.6% 0.6% 0.6% 1.2%
18 1 4 4 9 1267 1276 0.1% 0.3% 0.3% 0.4% 0.7%

皆さまが想像していたイメージと実際の数値は異なっていたのではないでしょうか?

この表からわかることは、1番人気に関しては圧倒的に1着でゴールしており、その他の順位に関しても人気順と着順がほぼ比例していますが、1番人気の馬は複勝率63.9%となっており、飛ぶ可能性も高いことがかわかります

逆に16番~18番人気の馬を見てみると、単勝に関しては絶望的数字となっており「1位から3位に入る確率は極めて低い」ということが数字に現れている通り、予想する際に大穴狙いで人気最下位付近の馬を上位にいれることは避けた方が良いと考えて間違いないでしょう。

競馬場によって1番人気が来る確率は異なる?中央競馬編

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全体の統計は先ほど説明した表で理解していただけたかと思います。

では各競馬場よって成績は変動するのでしょうか?
下記の表で中央競馬の1番人気に絞った勝率を表にしてみたのでご覧ください。

競馬場 勝率 連対率 複勝率
札幌 35% 53% 67%
函館 32% 51% 64%
福島 27% 46% 58%
新潟 32% 51% 63%
東京 31% 50% 62%
中山 31% 50% 63%
中京 30% 48% 60%
京都 32% 52% 65%
阪神 32% 52% 64%
小倉 29% 48% 60%

ご覧の通り、各競馬場において1番人気の勝率、連対率、複勝率は若干異なっていますが、大きく変動することは無く統計データ通りの数値となっていることがわかります。

そのことを踏まえ、やはり人気着順のデータに対する信頼度は高いものと言えレース予想に役立てると言えるでしょう。

競馬場によって1番人気が来る確率は異なる?地方競馬編

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さて、競馬は中央競馬だけではありません。
わたしも含め大勢の地方競馬ファンのためにも、人気着順の統計データを集めてみたのでご覧ください。

競馬場 勝率 連対率 複勝率
ばんえい 35% 57% 71%
門別 45% 64% 79%
盛岡 42% 66% 77%
水沢 46% 66% 77%
浦和 37% 56% 67%
船橋 40% 58% 67%
大井 35% 54% 66%
川崎 35% 57% 70%
金沢 45% 64% 75%
笠松 50% 73% 85%
名古屋 51% 75% 86%
園田 46% 66% 76%
高知 46% 68% 79%
佐賀 50% 71% 82%

いかがでしょうか、この表を見て驚かれた方も多いのでは無いでしょうか?

先ほどの中央競馬の表と比較して見てみると1番人気の勝率では全ておいて地方競馬が中央競馬の数値を上回っており、半数以上の競馬場(門別、水沢、金沢、笠松、名古屋、園田、高知、佐賀)においては勝率45%以上と高い勝率になっています。

それ以上に驚きなのが連対率、複勝率が中央競馬より大きく上回っていることが明らかになっていることから、地方競馬において1番人気の信頼度は非常に高いと言えます。

まとめ

今回は人気と着順の統計データの関係性ついて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

結論として人気着順の統計データを見てみると、1番人気の競走馬が1着でゴールする確率は中央競馬で31.9%で3レースに1回は勝つ計算になります。

続いて連対率や複勝率を見ても1番人気の馬の情報をしっかりチェックすることにより、的中率を上げることができると言えます。

これらのデータを基に馬券購入しようと思っているレースの1番人気の馬の血統や調子、前レースの出来などを確認する事で、勝率を上げる事ができます。

ぜひ参考にしてください。