競馬で勝つ為には統計上の確率が重要!確率を導きだす3つのステップを簡単に紹介

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競馬で勝つためには今までのレースデータを使った統計が非常に重要となります。

もちろん、本命でない馬が勝利したり思いがけないレース展開になることも少なくありませんが、継続的に勝つためはデータの統計が必要不可欠です。

特にその中でも統計学に基づいた「確率」は、回収率を上げるうえでも重要になるのは間違いないでしょう。

統計学に基づいた確率を知ることによって、「的中率」「回収率」「期待値」を上げることも可能です。

そこで、当記事では統計学に基づいた確率についてお話していきます。

ぜひ、統計学を学び今後の競馬予想に役立ててください。

統計学に基づいた確率で勝つことはできるのか?

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競馬予想において、馬券が的中する確率を知るのは非常に重要です。

統計学に基づいた馬券が的中する確率を知ることで、予想した馬券の期待値も上がってくるでしょう。

しかし、「統計学に基づいた確率はどうやって知るの?」と疑問に思う方も多くいるかもしれません。

基本的に統計学上の確率を知るためには、

・券種が的中する確率を学ぶ
・1番人気の馬が勝つ確率を知る
・JRA-VANからデータを集めて分析

が必要となってきます。

これらの情報から、競走馬の強さなどを数値化して確率を求めるのです。

また、競馬予想に「指数」を使う方もいますが、これも統計学を用いて数値化してカンタンに予想ができるようにしたもなので同じようなものと考えて良いでしょう。

券種が的中する確率を学ぶ

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統計学を使って稼いでいくためには、大前提として各券種が的中する確率を知る必要があります。

馬の能力が考慮されていないものなので、単純にくじ引きと同じような確率にはなってしまいますが、それでも確率を知ることで期待値の高い買い方がおのずと見えてくるでしょう。

レースの出走数によって異なりますが、18頭立ての場合、各券種が的中する確率は以下の通りです。

単勝:約5.5%
複勝:約16.6%
馬単:約0.32%
馬連:約0.65%
枠単:約1.38%
枠連:約2.77%
ワイド:約1.96%
三連単:約0.02%
三連複:約0.122%

上記の確率を見て頂ければ分かるかもしれませんが、どの馬券も的中する確率が非常に低いですよね。

運が良ければ一点買いでも的中するかもしれませんが、的中率の一番高い複勝でさえも6回購入して1回でも的中すれば良い確率です。

また、三連単は0.02%しかないので1点買いで的中させるのは無謀とも言えるでしょう。

しかし、これらの券種が的中する確率は統計学を用いた確率を求める上でも非常に重要なので知っておいてください。

1番人気の馬が勝つ確率を知ろう!

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続いて、1番人気の馬が1着で勝利する確率を知っておきましょう。

過去のレースデータから統計を算出すると1着になる確率は約35%となっており、3回に1回は1着になります。

また、2着以内に1番人気の馬がくる確率は50%、複勝率は65%あります。

つまり、1番人気の馬が馬券に絡む可能性は非常に高いのです。

そのため、統計学上の確率を用いた予想をする際に1番人気の馬は外せないと思うかもしれませんが、逆を言うと3回に1回は1番人気の馬が馬券に絡まずに荒れるレースになります。

統計学上の確率から荒れるレースが事前に分かるのであれば、的中する確率を重視するのではなく、期待値を求めた方が高い回収率を得られる可能性があるのです。

JRA-VANからデータを集めて分析しよう!

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次は、過去のレースデータを集めていきましょう。

過去のデータは過去10年以上の全データを購入できるJRA-VANがおすすめです。

競馬はあくまでもギャンブルですが、「競馬場ごとに勝率の高い枠」や「18頭立てで勝つ可能性の高い枠」「競馬場と相性の良い馬」など様々な傾向あります。

これらのデータを集めて分析することで、対象の馬が勝つ確率がおのずと見えてくるでしょう。

分析方法は様々ありますが、基本的に「多変量解析」という手法を使ってデータを分析します。

多変量解析は、JRA-VANから集めたデータをお互いに関連性のあるデータと総合的に分析したり確率を計算するためのものです。

難しく感じてしまうかもしれませんが、カンタンにいうとJRAのデータから馬券が的中する確率を求めるための手法と覚えておきましょう。

統計上の確率を算出しても競馬で勝てるわけではない!

統計上の確率を算出したとしても、必ず競馬で勝てるというわけではありません。

たしかに、過去の膨大なレースデータから算出された統計上の確率は信用できるかもしれませんが、その日の競走馬の体調や騎手、コース特性、距離などの条件で統計上の確率通りに的中することはないでしょう。

それでは、統計学上の確率は意味がないと思われてしまいますが、そんなことはありません。

競馬で勝つためには様々なファクターを駆使して予想することも大事ですが、馬券の買い方やレースの選び方によって的中する確率を大きく上げることができます。

そこで、こちらでは算出した統計上の確率をさらにアップさせるための方法を解説していきます。

「確率通りに馬券が当たらない!」と悩んでいる方はぜひご覧ください。

ワイドを買って的中率アップ!

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統計上の確率を算出した後は、購入する券種選びが非常に重要となってきます。

競馬を楽しむ方からすれば高額的中が夢かもしれませんが、3連単の的中率は0.02%と現実的に的中させるのが非常に難しい馬券です。

券種ごとの的中率を考慮すると複勝がもっとも的中しやすいですが、複勝のオッズは非常に低く回収率を上げていくのは厳しいかもしれません。

そこで、そんなときには的中とオッズのバランスが良い「ワイド」を狙っていきましょう。

ワイド単体の的中率は約1.96%と高めですが、荒れたレースになると万馬券が飛び出すことも少なくありません。

また、18頭立てのレースで5点のワイドを購入すれば純粋な的中率は約10%までアップします。

人気順の決着になってしまうとオッズが低くはなりますが、それでも10%の確率で的中するので穴馬を絡めて買うと1,000円以上のオッズが付くことが多いので期待値も高いでしょう。

出走数の少ないレースで的中率アップ!

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競馬の出走数は最大で18頭です。

頭数の多い重賞レースなどの方が配当が高くつく傾向もありますが、的中する確率を上げたいのであれば頭数が少ないレースを選んでください。

この理由は非常に単純なもので、母数が減ると的中率が上がるというものです。

例えば、18頭立てで的中する確率が約5%の単勝も頭数が減ることによって、その確率はアップします。

もちろん、G1などの重賞レースで馬券を的中させたい気持ちを持つ競馬ファンが多いかもしれませんが、統計上の確率を追って勝ちたいのであれば出走数の少ないレースで勝負するのも一つの手です。

また、地方競馬では頭数の少ないレースが行われることが多いので、純粋に高い確率で的中したければ地方競馬がおすすめです。

まとめ

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以上、当記事では統計上の確率を用いた競馬予想について解説しました。

過去の膨大なレースデータから馬券が的中する確率を分析するのは難しいかもしれませんが、確率を求めることによって、「的中率」「回収率」「期待値」を上げることができるでしょう。

しかし、あくまでも「確率」なので必ず的中するわけではないのは覚えておいてください。

また、算出した確率を使い購入する馬券やレースを選ぶことによって、さらに的中する確率を上げることができます。

ぜひ、当記事を参考に統計上の確率を算出し、競馬予想に役立ててください。