競馬予想で継続的に稼いでいくためには、過去のデータを集めて統計を出すのが必要不可欠です。
過去のデータから統計を出すことができれば、対象のレースで勝ちやすい馬や有利な枠などが見えてくるでしょう。
しかし、統計を出すために必要なデータを集めていくにはそれなりに手間や時間がかかってしまうのも事実です。
そこで、当記事では過去の膨大なデータを入手する方法について解説していきます。
目次
競馬予想の統計を出すにはデータが必要不可欠
そもそも競馬における統計とは、過去の様々なデータを使って多変量解析を行い規則性を導き出し、勝てる可能性の高い競走馬を導き出すものです。
多変量解析は競馬だけではなく、データを総合的に要約したり、将来の数値を予測するために様々な分野で利用されています。
しかし、競馬には「過去の成績」「走破タイム」「過去の位置取り」「脚質」「血統」「負担重量」「成績」「過去走の馬場」「騎手」「年齢」などの様々なデータがあり、そこから統計を導き出す必要があります。
様々なデータから統計を導き出せば必ずしも勝てる競走馬を見つけることができるとは限りませんが、それでも勝てる可能性が非常に高い競走馬を見つけることには近づくでしょう。
ですが、統計を出すためのデータをどこから集めてくるのでしょうか?
分析するデータがなければ何も始まりません。
そこで、統計を算出するために必要なデータを集める方法を解説していきます。
・JRA公式サイトからデータ収集
・netkeiba.comでデータ収集
・個人ブログでデータ収集
・JRDBでデータ収集
・JRA-VANデータラボでデータ収集
基本的に上記5つの方法があるので、それぞれの特徴を確認して自分にあった方法を利用して下さい。
JRA公式サイトからデータを収集
データを無料で集める方法としてJRA公式ページにある「JRAデータファイル」を使う方法があります。
JRAデータファイルでは、「レース成績」「騎手」「調教師」といった基本的な情報が閲覧可能です。
確認したところ、PDF形式の成績表は2011年から2020年までのデータが見られるようになっていたため、約10年分のデータを集めることができます。
とはいえ、PDFファイル形式のため必要なデータを一つ一つ開き集計しなくてはならないので少し面倒になってしまう部分もあるかもしれません。
データが欲しいけどお金をかけたくないという方にはおすすめの方法です。
netkeiba.comであらゆるデータをスクレイピング
競馬ファンからは有名な情報サイト「netkeiba.com」のデータベースには競走馬・騎手・調教師・馬主・生産者・成績などの膨大なデータが無料で閲覧可能です。
しかし、こちらもダウンロードすることができないためデータをまとめるのにも手間がかかってしまいますが、公式サイトにはないデータもあるため統計を出すためには非常に役立ちます。
そこで、netkeiba.comのデータを取得するには、あまり推奨できませんがスクレイピングを行う方法があります。
スクレイピングとはウェブサイトからプログラムを使って情報を抽出する技術ですが、それを使うことによってカンタンにデータを集めることができるでしょう。
プログラミングの知識が必要なので「知識がある!」という方は試してみてはいかがでしょうか?
個人ブログからデータを集める
無料でデータを集める方法として、個人ブログから情報を集める方法があります。
個人ブログに公開されている情報は基本的に無料で独自の指数なども掲載されているので、様々なデータを集めることができるでしょう。
しかし、あくまでも個人が運営するブログなので公式サイトと異なり、必ずしも正確な情報と限らないので注意してください。
JRDBを使ってまとまったデータを手に入れよう!
データを集めて自分でまとめるのはめんどくさいという方は、月額1,980円で利用できる「JRDB」を活用しましょう。
JRDBは古くからネット新聞を提供している競馬情報サイトです。
月額会員になると、オリジナルの競馬新聞、パドックからのリアルタイムな直前情報、予想コラムなど競馬予想に役立つ情報が閲覧できます。
これらのコンテンツだけでも十分予想に役立ちますが、まとまったデータが手に入るので統計データを出す際に非常に便利です。
お金を払ってでもまとまったデータが欲しい人に適しているのでぜひ活用してみて下さい。
ありとあらゆるデータが欲しいならJRA-VANデータラボ
ありとあらゆるデータから統計を出したいのであれば、競馬が始まった1986年から現在までの約34年間の過去の情報がデータベース化されている「JRA-VANデータラボ」がおすすめです。
JRA-VANデータラボを利用するには月額2,090円がかかってしまいますが、毎日更新される最新データが更新されているので統計を出すためにも活用できるでしょう。
また、200本以上の競馬予想ソフトが利用でき、人気No.1競馬ソフト「TARGET」も利用できます。
データベースからデータを集めて自分で統計を出すのも良いかもしれませんが、分析するのが難しいという方はこの「TARGET」を利用するのが良いかもしれません。
「TARGET」は、JRA-VANデータラボに保有されている過去のデータと最新のデータを独自に分析し、「血統」「脚質」「騎手別」などありとあらゆる切り口で統計分析してくれます。
難点としては、パソコンの専用ソフトなので出先などで利用するのが難しい点でしょう。
スマホアプリ版も用意されてはいますが、パソコン版のJRA-VANデータラボと比べるとカンタンな情報だけなので少し劣ってしまうかもしれません。
まとめ
以上、当記事では統計を出すためのデータの重要性やそのデータを集める方法について紹介しました。
競馬予想に活用できる統計を出すためには、「過去の成績」「走破タイム」「過去の位置取り」「脚質」「血統」「負担重量」「成績」「過去走の馬場」「騎手」「年齢」などの様々なデータが必要となります。
しかし、これらのデータを集めなければ統計を出すこともできないでしょう。
データを集める方法としては、「JRA公式サイト」「netkeiba.com」「個人ブログ」「JRDB」「JRA-VANデータラボ」などいくつもの方法がありますが、個人的には「JRA-VANデータラボ」がおすすめです。
やはり、JRAの公式が運営している「JRA-VANデータラボ」のデータベースは非常に信頼できます。
せっかくデータから統計を出すのであれば正しい正確なデータを使わなければ意味がありません。
月額2,090円がかかってしまいますが、データベースを利用だけるだけではなく200本以上の競馬予想ソフトが利用できるので、「どこからデータを集めよう」とお悩みの方は、まずはJRA-VANデータラボを利用してみてはいかがでしょうか?
また、データから統計を出して競馬予想するのであればその統計を信用しなくてはいけません。
せっかく統計を出して勝てる可能性の高い競走馬が分かったとしても、「オッズが低くてものたりない」「勝てそうな馬が出ている」「好きな騎手が出ている」などの理由で統計から外れた馬券を購入してしまうと稼げる可能性は下がってしまうでしょう。
競馬を楽しむという観点では良いかもしれませんが、あくまでも継続的に利益を出したいのであればデータから導き出された統計を信じた予想をおすすめします。